なぜVtuberのスタイルは動画から配信に変わったのか考えてみた
本題
ここ2~3年でViturlYoutuber略してVtuberが急激に広まって今ではYouTubeライブでも見ない日はないです。
そんなVtuberですが今の主のスタイルは配信スタイルですが初めからそうだったかというとそうではなかった気がします。
私のVtuberに対する最初のイメージではかわいい女の子がYouTubeに動画を挙げている人達というイメージでした。
事実、昔Vtuberには四天王というものがあり、キズナアイ、ミライアカリ、シロ、ネコマス、輝夜月のこの5人の当時は動画スタイルが主流だと記憶しております。
ではなぜこの動画スタイルが配信スタイルに変わっていったかというとそれは以下のような理由があるからではないかと考えます。
- スパチャの存在
- 手間のかかり具合
- Live2D技術の浸透
- 視聴者との距離感
まず、一つ目の『スパチャの存在』ですが、YouTubeにはスーパーチャット略してスパチャという配信者におひねりを渡すことができる機能があります。
配信スタイルのVtuber は主にこれで収益を得ています。
私の印象だとよく何かの記念とかでよく大量にスパチャが飛び交っているイメージがあります。
また、配信が終わった後にできるアーカイブもいってしまったら長い動画なのでそこでは別に広告収入を得ることができます。
そうなると動画スタイルが広告収入一本なのに対して、配信スタイルは配信をしているその日にスパチャがあってその後は、過去のアーカイブでも広告収入を得るという二刀流になり収益を得るうえで収益の窓口が多い分に越したことはなく、そうすることが可能な配信スタイルが増えていったのでないかと思います。
二つ目の『手間のかかり具合』ですが、動画を一本つくるエネルギーと配信をやるエネルギーどっちがかかるかといったら後者の方が簡単にできると思います。
動画作成には動画撮影→編集→アップロードという段階を踏まないといけないに対して、配信にはまず一番手間のかかる編集作業がなく、自分で配信を付けて好きなタイミングで終了させることができます。
この手間のかからなさが配信のいいところで、動画を撮影するスタジオもいらないし、編集を雇う必要もなく、すべて自分の家のパソコンの上で完結してしまうというのが非常に良い点で、そんな手間のかからなさがVtuber入門としてやりやすかったのではないかと思います。
三つ目の『Live2D技術の浸透』ですが、まずLive2Dというのは2Dのモデルに簡単なモーションを付けることができるというもので、この技術がVtuberが広まったタイミングで一気に世間に広まったと思います。
実際私もLive2Dなんて聞くの実況者がたまにFacerigで遊んでるのを見たことがある程度だったのにある日を境に一気に聞くようになったと記憶しております。
この技術は3D技術程難しくなく、動かす元となる絵さえ用意することができたら後は簡単なので、そんな手軽さからLive2D型のVtuberが一気に増えました。
なのでVtuber全体の中でLive2D型多くなったので、必然的に動画スタイルを見る機会が減ったのではないかと思います。
特にVtuber大手のにじさんじはこのタイプの先駆者とも呼べこれで成功して今なお高い人気を誇っています。
この技術は一回できると後も同じ要領なので元の絵さえ用意でいたら大量作成することができ、にじさんじはまさにこの戦略で気が付くと私のYouTubeおすすめの欄に知らないにじさんじのVtuberを見かけます。
また、配信でやることのメインコンテンツの一つにゲームがあり、ゲームをする上でLive2Dはあまり動きすぎないのでゲームの邪魔にならないので最適だったと思います。
四つ目の『視聴者との距離感』ですが、動画スタイルで視聴者がかかわることができる部分はコメント欄になると思います。しかし、それだと一方的なやり取りであまり演者側と視聴者側の距離感が近いといえません。
配信スタイルはどうかというと生配信なので、コメントを打つと反応してもらえることがありそれによって、演者側と視聴者側の双方でやり取りが可能なのでそこが受けたのかなと考える。
これは最初のスパチャとも関係あるのですが、スパチャを送ると目立つところに金額付きで表示されます。つまり、目立つということはコメントを拾ってもらいやすいということなので演者側はスパチャが来てハッピー、視聴者側は好きな人にコメントが読んでもらえてハッピー、どちら側もハッピーという構図になっています。
以上四つの理由が動画スタイルから配信スタイルに変わっていった主な理由だと私は考えます。
まとめ
最後に、今回はVtuberが動画スタイルから配信スタイルになった理由を自分なりに考えてみましたが、自分はソシャゲとかオートで回しながら配信を見るのが好きなのでこの変化自体には文句はないのですが、最初の方で紹介した四天王の皆さんとかここ最近めっきり名前を聞く機会が減ってしまったのでそれはそれで悲しいので自分たちがVtuberの先駆者ということで動画スタイルの方たちにも配信スタイルが主のにじさんじやホロライブに負けないくらい頑張ってほしいのが正直な感想です。